<山形>

 春3強の上位は揺るがない。秋春連覇の日大山形は投打のバランスがよい。1番鈴木琉生外野手(3年)の強打でペースをつかみたい。春準優勝の羽黒は2年生の眼鏡右腕佐藤幸弥が急成長。春の準決勝では175センチ、77キロと標準的な体格ながら最速145キロをマークした。エース田中優大(3年)との2本柱で旋風を起こす。春3位の九里学園も力がある。

 ダークホースが3年連続の夏を狙う鶴岡東だ。185センチ、85キロの大型右腕吉住晴斗(3年)が春の県大会では登板機会がなく、準々決勝敗退した。夏に向けて現在は練習試合に登板し、調整は万全だ。昨秋の東北大会4強の酒田南も不気味だ。春の県大会1勝どまりだったが、投手陣が上向けば強力打線が生きてくる。公立勢ではプロ注目の大砲大泉周也外野手(3年)擁する山形中央、春4位の山形商、山形南が続く。

<福島>

 夏11連覇を狙う聖光学院に死角はあるのか。春の東北大会は仙台育英に完敗。2安打に封じられ初戦敗退した。エース斎藤郁也(3年)を始め、右上手4人を抱える豊富な投手陣に対し、打線は上積みが欲しい。対抗は投打に充実する学法石川だ。春の県大会準々決勝は9回に追い付かれ逆転負けを喫した。エース右腕尾形崇斗(3年)は最速148キロを誇り、4番には1年生の藤原涼雅内野手が座る。

 4年連続で夏は聖光に敗れている日大東北は投手陣を立て直して食い下がる。今春、田村に連敗したが、昨夏のエース磯上海大(3年)が復調すれば浮上は見えてくる。春の東北大会出場の東日本国際大昌平は柳葉潤(やなぎは・ひろ)外野手(3年)、いわき光洋は園部佳太内野手(3年)の長打が鍵を握る。光南、須賀川の公立勢も番狂わせを狙う。