かつて中日、巨人などで活躍した、専大北上の中尾孝義監督(61)が、初めての夏を初戦敗退した。

 初回に先制したが、失策や走塁ミスなどが響き、第5シード黒沢尻工に逆転負け。9回に2点差に詰め寄る粘りも及ばなかった。「悔しいです。残念で仕方ない。結局、走塁ミスやエラー。小さなミスですね」と、新人監督は肩を落とした。専大北上は5年ぶりに初戦で姿を消した。

 母校・専大の付属校というつながりがあり、今年3月に監督に就任。同校が06年夏以来遠ざかる甲子園を目指していた。「赴任して一緒にできたことを感謝したい」と、最後は選手をねぎらった。