春の北海道大会を制した駒大苫小牧が、センバツ出場の札幌第一に競り勝ち、10年ぶりの夏の甲子園へ好発進した。

 2-3の8回1死満塁から犠飛で同点に追い付き、暴投で勝ち越し。2死三塁から9番エース工藤稜太(3年)が右前適時打を放ち突き放した。

 3失点完投と投球でも貢献した工藤は「コントロールさえしっかりしていれば長打はないと思い、あとは野手を信じて投げられた。打撃は得意ではないが、監督から外のボールをたたけと言われて自信を持って打席に立てた」と振り返った。