最速144キロを誇る仙台のプロ注目左腕、佐藤隼輔(3年)が11奪三振の力投も実らず散った。

 4回に味方の失策で不運な1点を献上すると、9回は先頭の4番打者に三塁打を浴び、次打者の初球にスライダーが暴投となって追加点を許した。打線の援護がなかったが「最終回に4番に打たれて、あそこで集中力が落ちたのかも」と肩を落とした。

 1回戦から4回戦の4回まで、連続無失点を29イニング継続した「宮城のドクター0」。今夏は5試合41回を投げて58三振を奪い、失点はわずか4で自責は2。プロの評価が急上昇した。進路については「これから考えようと思います。プロに興味がないわけではない。進学と五分五分です」と話した。