自動車直撃弾で波に乗る。北北海道代表、滝川西は5日、川西市内で関西入りしてから初めて実戦形式の打撃練習を行った。

 背番号10の高島泰都投手(3年)が実戦初の本塁打を放った。打球は高さ約7メートルのネットを越え、隣の市民体育館駐車場の自動車に当たった。「角度があったのでいったと思った」。球威が持ち味の右腕は北大会では登板機会がなかった。この日は4回1安打と本業でも好調ぶりをアピール。小野寺大樹監督(41)が「心配するな、保険で対応します」と書いたホームランボールを受け取り、高島は「試合までしっかり調整したい」と意気込んだ。