初出場の下関国際(山口)は4-9で三本松(香川)に敗れた。

 113球完投の先発、植野翔仁主将(3年)が本塁打など12安打を浴び9失点(自責7)の乱調だった。立ち上がりからコースを丁寧に突いたが、要所で甘く入り痛打された。初勝利はならず「下関国際の野球はできたと思うが、自分の力弱さが目立った」と泣きじゃくった。

 それでもエースで主将の意地は見せた。5回1死一、三塁で左前打し甲子園でのチーム初得点を演出するなど4打数2安打1打点と気を吐いた。完敗だったが2年生主体の若いチームだけに「甲子園で負けないチームになって、また戻ってきてほしい」とエールを送った。