前橋育英(群馬)の鉄人、飯島大夢内野手(3年)にとって恵みの雨となった。15日に甲子園で行われる予定だった明徳義塾(高知)戦が16日に順延となった。

 甲子園の室内練習場で投手のブルペン投球で目慣らしを行なった飯島は「1日でも延びてくれるのはありがたいですね。より準備できる時間も増えますし」と話した。5月の春季関東大会で左手首に死球を受け骨折。まだ骨はくっついていないが県大会から強行出場を続ける。9日の山梨学院戦では本塁打を含む3安打3打点の活躍でチームを勝利に導いた。

 左手首の状態については「打撃練習をしていないので分かりませんが、あまり変わっていないと思います。骨折なんで何もできません」と話した。ただ、明日16日は荒井直樹監督の53歳の誕生日。「勝ちをプレゼントしたいです」と主将でもある飯島は勝利を誓った。