第28回U18(18歳以下)W杯(9月1日開幕、カナダ)に出場する高校日本代表が、主力をそろえた日大と練習試合を行った。早実・清宮幸太郎内野手(3年)は通算109号を放った。

 高校侍ジャパンの早実・清宮の“宝刀”が、決まった。合宿に向け、900グラムから860グラムのバットを試した中、長さ84センチで最軽量の860グラムのメープル素材のバットを選択。振り抜きやすさを求め、市販モデルに手を加えた。バットの先端をくりぬき、操作性の良さを重視。グリップは指がひっかかるように「フレアグリップ」と呼ばれる形状にし“清宮モデル”のバットが出来上がった。

 金属バットでも使用したローリングス社製で、メジャーでは15年の本塁打王で屈指のスラッガーのハーパー(ナショナルズ)が同社の木製バットを使用する。1年生で出場した2年前のU18W杯は準優勝で、自身もノーアーチ。910グラムの木製バットを使用したが「金属と同じようなバットで、重すぎたなと。相当、後悔した」という反省を今回に生かした。練習用では、元ソフトバンクの李大浩も愛用する約1キロの韓国社製のマスコットバットも使用。最強の“刀”とともに世界一を目指す。