日本が前日の米国戦完封負けの悪い流れを断ち切った。強打のキューバを破り2勝1敗とした。

 キューバを相手に先発左腕の山下輝投手(3年=木更津総合)が6回途中2失点と粘りの投球で試合をつくった。左腕から繰り出すキレのある直球と落差のある変化球で7奪三振。6回は先頭から2者連続四球を出したが、続く打者から7個目の三振を奪ったところで、同じ左腕の田浦文丸(3年=秀岳館)にマウンドを託した。

 前日の米国戦ではわずか2安打に押さえ込まれた打線も奮起。初回から4番清宮幸太郎内野手(3年=早実)の犠飛などで2点を先制。清宮は同点とされた3回にも勝ち越しの右犠飛を放つなどチームに貢献した。

 6回には下位打線が小技を絡めてチャンスを拡大。7番の古賀悠斗捕手(福岡大大濠)が右前で出塁、8番の丸山和郁外野手(3年=前橋育英)と9番の西巻賢二内野手(3年=仙台育英)が連続バントヒットを決めて無死満塁とした。このチャンスに併殺崩れと2番の小園海斗内野手(2年=報徳学園)の左前適時打でリードを広げた。小園は8回にも中前適時打を放ち3安打2打点の活躍だった。

 次戦はオランダ戦(日本時間5日午前3時開始)。