智弁和歌山が5回コールド勝ちでベスト4入りを決めた。初回1死満塁で、5番冨田泰生外野手(2年)がスライダーを捉えて左中間へ満塁本塁打を放ち先制すると、打線は止まらず毎回安打の16安打12得点で圧勝した。

 冨田は2回にも中堅越えの二塁打を放つなど、4打数2安打5打点。初回の本塁打は「夏の大会で(対戦した時)スライダーを打てていなくて、狙っていました」と相手の攻め方を読んで攻略した。今夏の甲子園の初戦・興南戦でも4-6で迎えた5回に同点の2ランを放つなど、勝負強さを見せた。

 高嶋仁監督(71)は「(甲子園メンバー入りが)8人は大きいでしょ」と経験値に期待を寄せる。冨田は今夏の甲子園で大阪桐蔭に敗れた後、高嶋監督に「『チャンスで打てなかったら負けるぞ』と言われました」と振り返る。この日はしっかりチャンスを生かし圧勝した。次戦で勝てば、近畿大会出場が決定。甲子園夏春連続出場へ、負けられない。