大阪桐蔭が準決勝で近大付を7回コールドで下し、4年連続の秋季近畿大会出場を決めた。決勝の相手は履正社に決まった。

 相手先発の注目左腕・大石晨慈(しんじ)投手(2年)を序盤に打ち崩し、投げては先発の横川凱投手(2年)が7回を5安打1失点に抑えた。

 府予選中に愛媛国体をはさみ、新チームのメンバーも一時国体組と残留組に分かれた。西谷浩一監督(48)は「一緒に練習できたのは昨日の1日だけでしたけど、ここを乗り越えられたら大きい」と評価した。

 14日に行われる府予選決勝は、履正社と対戦する。今春センバツの決勝、夏の大阪大会準決勝で当たった相手。いずれも勝利したが、西谷監督は「大阪で勝つためには避けて通れない相手。研究をしっかりやりたい」と気を緩めない。主将の中川卓也内野手(2年)は「意識しすぎたら駄目なので、目の前の相手に向かいたい」と一戦必勝を誓った。