野球のU18高校日本代表監督の最有力候補に、今春勇退した報徳学園(兵庫)前監督、永田裕治氏(54)が挙がっていることが21日、分かった。永田氏は桜宮(大阪)、母校報徳学園のコーチを務め、94年に報徳学園の監督に就任。春11度、夏7度甲子園に出場し、02年センバツでは優勝。甲子園ベスト4に輝いた今春限りで勇退し、現在は同校で教師を続けている。

 05年には第6回AAAアジア野球選手権で高校全日本のコーチを務め、大阪桐蔭・辻内崇伸(現埼玉アストライア監督)や駒大苫小牧・田中将大(現ヤンキース)らを擁して優勝を果たすなど、国際経験も豊富。長年の経験に加えて、西武田村らプロ野球選手も数多く育て、選手を見る目も高く評価されている。代表監督の正式な決定は、来年2月以降になる見込み。