東筑(福岡)が昨夏に続き初戦で涙をのんだ。

 夏に続き背番号1を付けて登板したエース石田旭昇投手(3年)が踏ん張りきれず聖光学院(福島)に競り負けた。3-3で迎えた9回表1死二、三塁からスクイズ(内野安打)と失策で2点を勝ち越された。

 石田は「最後に集中力の弱さが出た。全国で勝てない自分の甘さが出た」と悔しそうに話した。

 昨夏は同校の石田姓がエースの代は甲子園に出場するという「石田伝説」に乗って甲子園出場。しかし初戦で済美(愛媛)の前に10失点で黒星。「夏の悔しさを持って」(石田)と再度上がったマウンドだったがまたしても白星をつかむことはできす。

 「野球の神様がまだ自分に勝たせてくれない。甘さを突きつけられた。全国で勝てる投手になるには、そこを突き詰めていきたい」と最後の夏へ目を向けていた。