静岡が13安打の猛攻で3回戦進出を決めた。3番斎藤が2三塁打を含む3安打4打点、4番成瀬も2安打2打点と主軸が爆発した。

 2年連続17度目出場の静岡が先制した。3回裏2死一、二塁から3番斎藤のレフトオーバーの三塁打で2点。続く4番成瀬が左前に運ぶ。主軸の連続適時打で、この回3点を挙げた。

 駒大苫小牧は昨秋の北海道大会で全4試合2ケタ安打を放ち優勝、4度目のセンバツに出場を決めた。4年ぶり甲子園でも1、3、5回と先頭打者を出すが併殺打などで5回まで三塁を踏めない。

 静岡は5回にまたも3、4番が快音を響かせる。1死二、三塁で斎藤が今度は右へ2打席となる三塁打を放ち、2点。成瀬も2打席連続適時打と、この回3点を追加。6回には1番村松の適時打で加点し、7-0と大きくリードを広げた。

 駒大苫小牧・佐々木監督は04年夏初優勝時の主将。上位進出を目指したが、試合前練習で一塁先発予定の道原が負傷し先発を外れるアクシデントなどもあり、初戦突破はならなかった。