大体大浪商が3戦連続のコールド勝ちで、市岡との伝統校対決を制した。初回、先頭の白野晴希外野手(3年)から4連続安打で3点を先制。7回も4安打4得点と、集中打で7回コールド勝ちを決めた。

 7回からエースの立石健投手(3年)が今大会初登板。「2アウトを取ってから、結構落ち着いて投げられました」と危なげなく3者凡退に抑えた。立石は大体大浪商のある熊取町の隣の泉佐野市出身。自転車で20分と家から通えること、そして「100回大会があるので」と、南北2校の代表が甲子園に出場できる今夏の100回大会を意識して、入学を決めた。大体大浪商が夏の甲子園に出場したのは79年が最後。聖地は39年間遠ざかっている。立石は「こういうチャンスがあるのは100回大会の今だけ。なんとしても甲子園に、浪商を久しぶりの甲子園に連れていきます」と力強く意気込んだ。