智弁学園(奈良)が市尼崎(兵庫3位)に7回サヨナラコールド勝ちし、準決勝進出を決めた。先発の伊原陵人投手(3年)が、3安打完封の好投。小坂将商監督(40)も「要所要所を辛抱強く投げてくれた」と話した。

 次戦の準決勝の相手はセンバツ王者の大阪桐蔭。伊原は今秋ドラフト候補・根尾昂内野手(3年)の名前を挙げて「根尾君は注目されている選手なので、勝負するのは楽しみ。引くのではなく、自分たちの野球に持ち込めたら勝てると思う。大胆に攻められたらいいかなと思います」と意気込みを語った。