第100回全国高校野球選手権東西東京大会(7月1日開会式)の組み合わせ抽選会が16日、都内で行われ、関東第一(東東京)宮田蒼太主将(3年)は、1年夏以来となる2年ぶりの優勝を誓った。

 関東第一・宮田は、最後の夏に2年前の誓いを実現する。1年夏の甲子園は背番号「14」でベンチ入り。出場はなく、初戦で広島新庄に敗戦した。甲子園の土を持ち帰ろうと思ったが、自分のバッグが見当たらず、時間切れ。「恩返しのために、みんなにあげようかと思ったんですが…。でも、宿舎に帰った時に『もう1回、甲子園に戻ってこいよ』というメッセージなのかなと思った」と聖地への思いを強くさせた。

 高校通算14発で、走攻守3拍子そろった遊撃手。昨夏の東東京大会で4戦連発の主砲の石橋康太捕手(3年)らとともに、攻守でチームをけん引する。宮田は10年夏の甲子園、関東第一と成田の準々決勝をテレビ観戦し、関東第一に憧れを抱いた。「ずっと悔しい思いをしてきたので、この夏は甲子園に行きたいです」と決意を込めた。初戦は14日の3回戦。2年ぶりの優勝に向け、キャプテンシーを発揮する。【久保賢吾】