高校野球特集の第3回は、1年生にクローズアップ。今夏の第100回大会では中心選手ではなくとも、第101回以降の主役になるタレントぞろい。

 智弁和歌山(和歌山)のセンバツ準Vメンバーに割って入るのが、細川凌平外野手だ。春の県大会初戦で、代打でデビューし3打数2安打。その後は主に「1番中堅」で優勝に貢献した。中学3年時には、ボーイズリーグ日本代表で世界一に輝いた逸材。入学を決めた理由は、元阪神の中谷仁コーチ(39)の存在も大きかった。「僕自身、プロに行きたいという目標があって(中谷コーチは)ドラフト1位で経験もある方。ここでやりたいなと思いました」。夢へ近づく最初の夏にする。