プロ注目の吉岡桃汰投手(3年)が腰痛で登板できず、ベンチで敗戦の瞬間を迎えた。

 4月下旬に腰に違和感を覚え、ノースローで調整。順調に回復し、リリーフで登板予定だったが、試合前のウオーミングアップで約80メートルの遠投中に再発し、高田監督に「投げられません」と打ち明けた。「エースナンバーをつけているのに、投げられないふがいなさとチームのみんなに申し訳ない気持ちです」と涙を流した。

 春のブロック予選の淵江戦で22三振を奪った「東京のドクターK」の視察に、スカウト4球団がネット裏に集結。注目度の高さをうかがわせたが、この夏は不完全燃焼に終わった。