2連覇を目指す早稲田佐賀が、苦しみながらも2回戦を突破した。

 6-2で迎えた7回。まさかの打者一巡で6失点、試合をひっくり返された。だが7回裏の攻撃前、甲子園でベンチ入りした主将の吉松武竜内野手(3年)が「まだ2点差。この回、一気に逆転しよう」と鼓舞し全員奮い立った。昨夏代表の意地で怒濤(どとう)の6連打などし猛反撃。最後は1死満塁から押し出し四球で1イニング9点目を奪い、7回コールド勝ちした。

 吉松主将は試合後、応援してくれた父母らに「夏の怖さを感じた試合でしたが、次も一戦必勝で戦います」と力強くあいさつした。