宇都宮工は土壇場で5点差を追いつき、及川陸捕手(3年)のサヨナラ2ランで6年ぶりにベスト8進出を果たした。

 9回裏の攻撃が始まる時点で5点を追う状況。7者連続出塁などで攻め立てて同点とし、なおも1死二塁で及川が左翼席へ2ランを放った。

 背番号12をつける控え捕手が大仕事をやってのけた。「野球人生でサヨナラ本塁打を打ったことがなかったのでうれしかった。点差は離されていたけど、チームが自信を持って臨めていた」と興奮気味に話した。

 32大会ぶりに甲子園を目指す同校の準々決勝は、18日に足利大付と対戦する。