好投手、小山直弥(3年)を擁する実践学園が8強を前に敗退した。

 しかも、小山は2回の先頭打者に二塁打を浴び、制球を崩した。続く打者を死球、さらに四球で満塁とされ、ここで痛恨の押し出し死球。あっさり先制を許したところで早々と降板した。

 「調子は悪くなかった。打たれたのは真っすぐ。狙っていたのはわかったけど高くいってしまった」と唇をかむ。最速149キロも、「今日は140キロくらいしか出ていなかった。自分が敗因をつくってしまってみんなに悪い」。それでも、プロ注目の逸材に変わりはない。「大学進学の予定ですが、やはり最後はプロで投げたい」。