大阪桐蔭辛勝　明石商他甲子園／全国注目カード詳細

　高校野球地方大会の注目カードを速報。静岡、東愛知、西兵庫、山口、愛媛の５地区で決勝が行われた。北大阪準決勝では大阪桐蔭と履正社が激突。大阪桐蔭が９回２死走者無しから逆転勝ちした。

静岡決勝：常葉大菊川６－５島田商

チーム	１	２	３	４	５	６	７	８	９	計
島田商	０	０	０	０	１	０	２	１	１	５
常葉菊	０	０	１	０	１	０	１	２	１	６

常葉大菊川がサヨナラ勝ちで２年ぶり６度目Ｖ、島田商は７８年ぶり夏の甲子園逃す

西兵庫決勝：明石商６－３姫路工

チーム	１	２	３	４	５	６	７	８	９	計
明石商	１	０	０	０	２	０	３	０	０	６
姫路工	０	３	０	０	０	０	０	０	０	３

明石商が夏の甲子園初出場

: 明石商対姫路工　初優勝を決め喜ぶ明石商ナイン（撮影・上山淳一）

: 明石商対姫路工　２回裏姫路工２死一、二塁、船曳は左越え２点適時二塁打を放ち２－１とする（撮影・上山淳一）

北大阪準決勝：大阪桐蔭６－４履正社

チーム	１	２	３	４	５	６	７	８	９	計
桐　蔭	０	０	０	０	０	０	３	０	３	６
履正社	０	０	０	０	０	０	１	３	０	４

春夏連覇目指す大阪桐蔭が９回２死走者無しからライバル履正社に逆転勝ちした

大阪桐蔭・西谷監督「苦しかった」逆転勝ち／北大阪

履正社「120％の力出した」桐蔭と好勝負／北大阪

【試合経過】

先発は履正社が浜内、大阪桐蔭が根尾

大阪桐蔭は初回、３番中川卓也内野手が併殺打に倒れるなど３人で攻撃を終える。

１回裏、履正社は三者凡退で無得点。

２回表、大阪桐蔭は５番根尾昂内野手（３年）が相手失策で出塁し１死一塁とするも、後続が打ち取られ無得点。

２回裏、履正社は１死から５番小深田大地内野手（１年）の中前打と四球で１死一、二塁とするも、後続が併殺打に倒れ無得点。

３回表、大阪桐蔭は２死から９番井阪太一内野手（３年の）が中前打で出塁するも、後続が打ち取られた。

３回裏、履正社は１死から９番桃谷惟吹外野手（２年）が右前打で出塁するも、後続が併殺打。

４回表、大阪桐蔭は先頭の宮崎仁斗外野手（３年）が四球で出塁。３番中川への４球目が暴投となり、宮崎が二進。中川も四球で出塁し、無死一、二塁とする。４番藤原恭大外野手（３年）が三振に倒れ、５番根尾も併殺打で得点できず。

４回裏、履正社は２者連続三振を含む、３者凡退に終わる。

５回表、大阪桐蔭は１死から７番小泉航平捕手（３年）が右前打で出塁するも、後続がこの日４つ目の併殺打に打ち取られる。

５回裏、履正社は２死から７番谷川天哉内野手（３年）が中前打で出塁するも、後続が続かず無得点。

６回表、大阪桐蔭は１死から１番石川瑞貴内野手（３年）が左前打で出塁。犠打で２死二塁とするが、またしても１本が出ず。

６回裏、履正社は１死から１番筒井太成外野手（３年）が三塁手の悪送球で二塁へ。次打者の犠打で２死三塁としたが、先発の３番浜内太陽外野手（３年）が空振り三振で好機を生かせず。

７回表、大阪桐蔭は先頭の藤原が俊足を飛ばして右翼への三塁打で出塁。５番根尾が左中間へ適時打を放ち、１点を先制。その後、２死三塁から８番青地斗舞外野手（３年）の左越え適時二塁打でさらに１点追加。なお２死二塁から、代打飯田光希（３年）の右前適時打で３点目。その後、盗塁と四球で２死一、二塁とするが後続が打ち取られ、この回３得点。

７回裏、履正社は１死から小深田が左越え二塁打で出塁。代打松原任耶（３年）の中前打で１死一、三塁とすると７番谷川の犠飛で１点を返した。

８回表、大阪桐蔭は先頭の中川が中前打で出塁。けん制球がそれる間に２進。藤原が四球、根尾が内野安打で出塁し、無死満塁としたが、後続が凡退し無得点。８回裏、履正社は先頭の１番筒井が安打で出塁。２番西山虎太郎内野手（３年）が右越え適時三塁打を放ち、１点差に詰め寄る。続く、３番浜内の内野ゴロの間に同点に追いついた。遊撃手の失策も重なり、２死２塁とすると、６番松原が左中間に適時三塁打を放ち、４―３と逆転。

９回表、大阪桐蔭は先頭の代打俵藤夏冴（３年）が中前打で出塁するも、１番石川が併殺打。２番宮崎、３番中川、４番藤原が３連続四球で出塁し、２死満塁とする。５番根尾が四球を選び押し出しで４－４の同点。６番山田の左前への適時打で土壇場から６－４と逆転。

９回裏、大阪桐蔭は根尾が遊撃に回り柿木が登板。履正社の攻撃を無失点に抑え試合終了。