下関国際が04年の岩国以来、14年ぶりとなる大会連覇を達成し、3季連続甲子園を決めた。

 立ち上がりの1回にエースで4番の鶴田克樹投手(3年)が、1死一、二塁から左中間最深部への特大の先制3ランなどで一挙5得点。投げても鶴田が宇部鴻城打線をわずか3安打に抑えての完封勝利。昨年決勝と同じカードにも、王者の貫禄を見せつけた。

 昨年も優勝を経験した鶴田は「昨年は3年生に連れて行ってもらった。今年は自分で、という思いで投げていた」。まさに“二刀流”の活躍で大黒柱の役割を果たした。坂原秀尚監督(41)は「鶴田を中心によく守ってくれた。記念の100回大会で甲子園に行こうと声をかけて入学してくれた3年生がやってくれた」と声を弾ませていた。