履正社が9回2死から逆転負けで決勝進出を逃した。主将の浜内太陽外野手(3年)が公式戦初登板。6回まで被安打3と大阪桐蔭打線を苦しめた。

 7回に連打を浴び3点の先制を許すも、その裏、反撃に出る。1死一、三塁から7番谷川天哉内野手(3年)の犠飛で1点を返し、8回裏には6番松原任耶外野手(3年)の適時三塁打などで4-3と逆転に成功した。

 しかし、悪夢は9回に待っていた。9回2死まで追い込むも、そこから3連続四球で満塁。「緊張があったわけではなかった。打ち損じてくれる打線ではなくて、抑えてやると思ったけど、1個分はずれてしまった」と浜内。四球を与え同点を許すと、相手6番山田に逆転の2点適時打を打たれ、勝利を目前に力尽きた。それでも岡田龍生監督(57)「選手は120パーセントの力を出してくれた。ここ数年の間でもいいゲームだったと思います」と選手をねぎらった。