全国高校野球第100回大会で4強入りした日大三(西東京)が19日、準決勝の金足農(秋田)戦に向けて西宮市内で練習を行った。

 背番号11の井上広輝投手(2年)はブルペン入りし、約30球を立ち投げして感触を確かめた。「感覚は悪くない。準決勝、決勝のどちらも自分が投げるつもりです」と力強く話した。

 井上は2回戦(15日)の奈良大付戦に先発し、3回を無失点に抑えた。4月に右ひじを痛めており復帰登板となったが、甲子園の大舞台で自己最速を3キロ更新する150キロをマークした。

 準決勝に向けて、本格派右腕は「先発でも、リリーフでも、抑えでもいけるように準備している。無駄な走者を出さないで、気迫で圧倒したい」と意気込んでいた。