11年ぶり6度目出場の金足農(秋田)が、2-1で日大三(西東京)に勝ち、第1回大会の秋田中(現秋田)以来103年ぶりの決勝進出を果たした。

 1回表に打川和輝内野手(3年)の左前適時打で先制すると、5回表にも大友朝陽外野手(3年)が中前適時打で追加点を奪った。エース吉田輝星投手(3年)が、強力打線を1失点に封じて逃げ切った。

 3安打を放ち、吉田をリードした菊地亮太捕手(3年)は「吉田はいつも通りでした。今日は低めに集めて打たせてとろうと話をしていた投球ができた。内角のツーシームがしっかり決まっていたので、外角の緩急も生きた」と会心の表情。

 農業高校としては初の決勝進出に「秋田の県民、農業に携わる方、みんなが応援してくれていると思うので、感動を与えられるような全力プレーを見せたい」と21日の決勝へ意気込んだ。