第100回全国高校野球選手権大会は、大阪桐蔭(北大阪)の史上初となる2度目の春夏甲子園連覇で幕を閉じた。快進撃を続けた金足農(秋田)は決勝で涙をのんだが、カナノウ旋風を巻き起こし、全国の高校野球ファンの胸を熱くした。

BS朝日の同大会放送中に流れた47種類のオリジナルコマーシャルも話題となった。郷土料理、方言、生産者などを紹介する各都道府県を象徴するコマーシャルを、全国農業協同組合連合会(JA全農)が制作。1番良いコマーシャルを決める「JA全農プレゼントキャンペーン」も実施されている。

秋田のコマーシャルには、金足農OBの中島辰悦(しんえつ)さん(73)が出演していた。中島さんは「1回戦から決勝戦まで全部見ました。昔、PL(学園)に負けた時のことを思い出しましたが、今回は決勝までいってくれて本当に満足です」と喜んだ。

県大会初戦から甲子園準決勝までの10試合を完投した吉田輝星投手(3年)については「地方予選が始まった段階では、吉田投手のことはそこまで知らなかったのですが、うわさを聞くうちにどんどん注目していくようになりました。喜びは本当にハンパない。選手達によくやったと言ってやりたい」と健闘をたたえた。

100回大会のドラマがよみがえる!? 47都道府県のコマーシャルはhttps://www.zennoh.or.jp/movie/furusato.htmlから。