平塚学園(神奈川)が24日、平塚市内で横浜隼人(同)と練習試合を行い、来季からDeNA投手コーチに就任する三浦大輔氏の長男澪央斗(れおと)投手(2年)が1失点完投勝利を挙げた。

父の見守る前で好投した。初回にいきなり2安打されたが無失点で切り抜けた。5回まで毎回四球を与えても要所を締め9回5安打1失点でまとめた。澪央斗投手は「自信になった」と控えめな笑顔を見せた。小3で野球を始めた時から投手。「ずっと野球を見ていたし、野球をやる以外考えていなかったです」と笑う。16年に行われた父親のラスト登板では始球式を務めた。父から指導を受けることはないが、投球動画は時々見ている。最近はフォークを勉強中だ。「(八木)監督から『落ちる球があった方がいい』と言われ、フォークを使えるように練習しています。球速がまだ130キロと遅いので、140キロが出るようにこの冬はしっかりトレーニングしたい」と言った。今秋初めてベンチ入りし、来季はエース候補として期待される。八木監督も「スピンの効いた球を投げられる。エース候補です。投げ方もお父さんそっくり。しっかり1本立ちしてほしい」と話した。試合は平塚学園が6-1で勝利した。