東洋大姫路が3年ぶりに春の4強進出を決めた。

エースの小林彪希投手(3年)が9回5安打1失点、13奪三振の好投。「四球が多かったけど、粘れたところは成長したと思います」。6四球と制球に苦しんだが、変化球を駆使しながら要所を締めた。147球を費やしながらも3回の1失点だけで完投した。

1年秋から2年秋にかけて4季連続で公式戦に登板したが、勝利とは縁遠かった。「(監督から)おまえで負けたと言われていた。見返そうと思いました」としっかりと成長の跡を見せつけた。

試合後、藤田明彦監督(62)も「やっぱり勝つのは良いですね。ランナー出してからが課題だったが、よく粘ってくれた。マウンドに慣れてきた」と力投したエースをねぎらった。