今春の選抜大会に出場した履正社が、3年ぶりに春8強進出を決めた。

初回に先制を許したが、2回表1死一、三塁から犠飛で同点。3回表には1死一塁から、3番小深田大地内野手(2年)の適時二塁打で勝ち越した。5回には、2死から四球などで満塁とし、7番西川黎外野手(3年)の適時二塁打などで3点を追加した。2回から6回まで毎回得点し、着実に点を積み重ね、試合を優位に進めた。

投げてはエースの清水大成投手(3年)が、3月23日の選抜大会1回戦・星稜(石川)戦以来となる先発登板。直球主体の打たせて取る投球で「野手の好プレーもあって、悪かったなりに1点で抑えられました」。7回7安打3四球1三振の粘投だった。

岡田龍生監督(57)は「あと1点というところで、点が取れていない。もう少し、しっかり野球ができないと夏は厳しい」と納得した表情は見せなかった。

プロ注目のスラッガー井上広大外野手(3年)は4打数無安打。「上半身がつっこんでいた」と反省点を口にした。