第101回全国高校野球選手権西東京大会(7月6日開幕)の組み合わせ抽選会が15日、都内で開催された。

優勝争いは混戦模様だ。今春都大会優勝、関東大会準優勝の東海大菅生が1歩リード。技巧派左腕・中村晃太朗投手(3年)と強肩小山翔暉捕手(3年)のバッテリーに加え、堅守の成瀬脩人内野手(3年)強打の杉崎成内野手(2年)ら攻守にタレントがそろう。

国士舘も春夏連続の甲子園へ向け、戦力が充実している。右腕・山田裕也(3年)ら豊富な投手陣による継投と、渡辺伸太郎外野手(3年)を中心とした切れ目のない打線が魅力だ。昨夏全国4強の日大三も優勝候補の一角だ。井上広輝(3年)広沢優(3年)のプロ注目右腕コンビと、この春から4番を務める宇津木帝凱内野手(3年)ら強力な打線は侮れない。

昨夏準優勝の日大鶴ケ丘は左腕エース松田賢大投手(3年)が安定感を増した。早実は強打の生沼弥真人外野手(3年)を中心に、4年ぶりの優勝を狙う。都立勢では片倉に注目。左腕・室津泰介投手(3年)がチームを引っ張り、強豪私立からの金星を狙える可能性を秘める。国学院久我山や創価、日野にも力がある。