狛江の大野悠人内野手(3年)が8回に2ランを放ち、チームの勝利を決定づけた。

最初の3打席は「気負っていた」と凡退した。第4打席で内野安打を放ち、迎えた8回2死二塁での第5打席。前打者が勝ち越し打を放ち、盛り上がるチームの波に乗った。「来た球を打ったら入った」と左中間スタンドに放り込んだ。

高校通算7本目、昨年以来の本塁打に「令和初ホームランですね!」と笑顔を見せた。

この球場には縁があった。1年夏、3年生の先輩が本塁打を放ち、インタビューを受ける姿に憧れた。2年夏は、ボールと太陽がかぶってフライを落とし、チームの流れを悪くした。「気持ちが弱いんですよね。大事な場面でエラーをしてしまう」と語ったが、今日は失策ゼロで、冷静に守備をこなした。そして最後に本塁打。自らがインタビューを受ける立場になり「よかったです」と喜んだ。

次戦は14日、シード校の法政と当たる。「一戦必勝で。チームの勝利に貢献したい」と活躍を誓った。