5校連合チームの茨田・淀川清流・東淀工・扇町総合・南が7回コールド負けで初戦敗退した。

部員不足でチームを作ることができない茨田、淀川清流、東淀工、扇町総合、南が今年5月に結成。平日は各校でそれぞれ練習を行い、土日は合同で練習した。

序盤から劣勢だったが、7点を追う6回に岸本皇貴捕手(茨田、2年)がフォアボールで出塁すると、鶴田大陽内野手(扇町総合、3年)がフェンス直撃の二塁打。宮田涼内野手(東淀工、1年)が遊ゴロで倒れるも、その間に1点を返した。続く山中幸希外野手(東淀工、3年)がセンター前タイムリーを放った。意地を見せたが、7回に渋谷に4点を追加され、コールド負けとなった。

扇町総合でただ1人の野球部員である鶴田はこの日2安打。「負けたのは悔しいが、2本ヒットを打ったのは達成感がある」と満足げ。鶴田と練習をした同校の安藤聡司監督(30)は「1校ではやれなかったことを5校で試合に出たことは、財産になる。胸を張って欲しい」と語り、鶴田のヒットについては「うれしいです」と涙をこらえながら喜んだ。【南谷竜則】