佐伯豊南が接戦をものにして、新チーム初めて公式戦で勝利した。

昨秋と今春はともに初戦敗退。最後の夏にチーム一丸となった。5-1で迎えた7回に先発の成松大輝投手(3年)が突如、制球を乱し4連続四死球で降板。2番手で「救世主」として登板した塩月拓磨投手(3年)が、ピンチを乗り切ると、最後までリードを守り抜いた。

「いつも救援するのがボクの仕事なので、初回から準備していたし、心の準備はあった」と無死満塁のピンチにも冷静に併殺などで乗り切り、相手に流れを許さなかった。ピンチに強い理由を聞かれ「仲間を信じて投げることです」とキッパリ。キラリと光る白い歯がまぶしくみえた。