16年夏の優勝校の八王子学園八王子(西東京)が3回戦で姿を消した。武内寛斗投手(3年)は「ピッチングで応えられなかった。チームに申し訳ない」と涙を流した。初回1死満塁で登板。

相手の攻撃を1点にしのいだが、5回に3安打で2点を失った。1年秋からマウンドに立ち、昨冬には東京都代表のキューバ遠征にも参加。「経験をこの夏で生かし切ることができなかった」と悔やんだ。安藤徳明監督(57)は「武内がいい悪いとは関係ない。これだけ打てなきゃどうしようもない」と5安打無得点と沈黙した打線を敗因に挙げた。