今大会初登場のシード校国学院久我山(西東京)が危なげなく発進した。

1番を打つ西川新外野手(3年)が1回にいきなり先頭打者本塁打してのスタートだった。「フェンスに当たると思ったら入りました。変化球だと思います」。公式戦初本塁打に、本人もびっくり顔で振り返った。

チーム1の練習量を誇る。大会の1カ月前からは自ら校舎の周囲(約600メートル)を連日5周するノルマを課し、体を絞ってきた。約5キロ減で68キロに。「体にキレを出そうと思ってやってきました」と説明した。もっとも安打は本塁打だけで、チームも11安打しながら2点に終わっていた。「初戦は難しいです。国士舘も負けていたし。次は足で稼いで、あとにつなぎたい」と話していた。