筑陽学園が、関東の強豪、作新学院と第6日第1試合で対戦することになった。作新学院は今井(現西武)を擁して全国優勝の経験がある上に、今夏は栃木大会5試合で65安打、53得点を挙げるなど打撃のチームでカギは投手陣が握ることになる。福岡大会で背番号10だったが甲子園大会からエースナンバー「1」となった西舘昂汰投手(3年)は「相手が強い方が燃えます」と抽選直後に早くも打線封じを宣言した。

7月29日に決勝を戦い、この日甲子園練習を行うまでほとんど練習できなかった。江口祐司監督(56)も「試合もあとの方がよかったので、大会6日目というのは助かる。福岡大会では西舘が1人で良く投げてくれたので、休ませたいと思っていた」と日程にニンマリ。西舘も「疲れがあるわけではないが、しっかり調整できるので良かった」と前を向いた。センバツ8強ながら、先発することがなく「自分の投球はまったくできなかった」という西舘が、夏は主役を演じる。【浦田由紀夫】