日本文理は昨秋から続いていた県内連勝が18で止まった。初戦の2回戦での敗退。2回の4失点は先発の種橋諒(2年)の与四球から始まり、失策や死球が続いた結果だった。5回までに7失点。鈴木崇監督(39)は「打者にスイングされての失点は仕方ないが、問題はその前。取るべきアウトが取れなかった。残念、悔しいです」と序盤に続いたミスを悔いた。

終盤には東京学館新潟の先発高橋駿(2年)をとらえた。7、8回に計6本の長短打を集中させ、4点を挙げるなど執念の追い上げを見せたが、届かなかった。捕手として継投の4投手をリードした平野貴史主将(2年)は「この結果を糧に成長する。これからが勝負だと思っている」と挑戦者として迎える来年への決意を固めていた。