札幌日大は2年ぶりの4強入り。11日は休養日で、12日に札幌円山で準決勝が行われる。

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札幌日大が昨秋王者に逆転勝ちし、19年ぶりのセンバツへあと2勝とした。5番の新谷涼太右翼手(2年)が2安打3打点。2点リードの7回1死二、三塁では左前2点適時打を放ち、突き放した。本来は左腕投手も8月に左肩を負傷し、今大会は外野手登録。「投げられない分、今は打撃で貢献しないと。神宮大会までには投げられるようになるので、何とか勝ち上がりたい」と意気込んだ。(円山)

○…初回3点を先制し、流れを引き寄せたようにみえた昨秋の覇者札幌大谷は、中盤に逆転され連覇を阻まれた。「チームの力不足。投手も勝ち抜くだけの力がなかった」と船尾隆広監督(48)。2安打2打点と奮闘した佐藤颯馬主将(2年)は「2連覇して(明治神宮大会の)優勝旗を返しに行くのが目標でした。夏に向け、自分たちの野球を見つけて戦いたい」と、再出発に向けて気持ちを切り替えた。(円山)