東京都高野連は7日、都内で常務理事会を開き、今夏甲子園大会が開催される、されないにかかわらず、夏の東西東京大会開催へ準備を進める基本方針を確認した。

6月には緊急事態宣言が解除され、学校が再開し部活動が開始できていることを条件とする。無観客とするかや、7月4日開幕を延期するかは、6月の運営委員会で決める。

武井克時理事長は「3年生の発表の場を作ってあげたい」と話した。

◆その他の道府県高野連の対応 現時点で「中止」を打ち出した高野連はない。「未定」(栃木、群馬)の県は、20日の日本高野連の協議結果を待ってからとしている。「通常通り準備中」(青森、宮城、埼玉、山梨、和歌山他)でも、20日の結果を見て再協議や、無観客も検討するとしている。山口は6日、甲子園開催なら「無観客」とする方向性を確認した。ここまで感染者0人の岩手は「通常通り準備中も無観客が選択肢」、同3人の鳥取は「予定通り準備中で延期は考えていない。感染者がこれ以上、出なければ、予防対策の上、観客動員も検討」としている。