新潟県高野連は18日、新型コロナウイルス感染拡大による今夏の全国高校野球選手権大会(甲子園)と出場権を懸けた地方大会の中止を受け、県独自大会の開催概要を発表した。

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2年連続11度目の夏甲子園出場を狙っていた日本文理は、県独自大会王者に目標を切り替えた。18日は、3年生部員45人とマネジャーが新潟市内の球場で紅白戦など練習を行った。鈴木崇監督(39)は練習前に選手を集め、「明確な目標が決定した。ここからが再出発。日本文理として上を目指そう」と選手らに伝えた。

主将の平野貴史(3年)は代替大会開催の決定を喜んだ。「大会が決まってうれしい。野球ができる喜び、多くの人への感謝、歴代の先輩方がつないできたものを後輩に託せるよう、優勝を目指す」と話し、「ここから競争がまた始まる。全力で練習に取り組む」と気を引き締め直していた。