甲子園高校野球交流試合の組み合わせ抽選が8日、オンラインで実施され、白樺学園は大会最終日の第6日(17日)第3試合で山梨学院(山梨)との対戦が決まった。

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白樺学園は最終日、最終試合の登場に決まった。オンラインでの抽選に参加した主将の業天汰成捕手(3年)は「(相手は)力のあるチーム。しっかり投手をリードして、抑えられるようにしたい」。帯広の森で練習していたエースの片山楽生(3年)も「相手が決まって一気に、いい緊張感が出てきた。できることをすべてやって、甲子園で勝って引退できるよう準備をしたい」と意気込んだ。

メンバーは昨春センバツの札幌第一-山梨学院戦を部室の2階でテレビ観戦した。札幌第一が3発被弾し5-24で大敗。片山は「打撃が強いイメージ。甲子園で打線の強いチームを抑えたかったので、楽しみ」と目を輝かせた。戸出直樹監督(44)は選手たちに「北海道の悔しさを晴らしにいこう」と伝えた。

山梨学院は181センチの長身左腕エース吉川大(3年)がおり、同監督は「特に左打者の苦手意識をなくせるよう1、2年生の左腕投手で対策をしたい」と話した。登録メンバーはセンバツ時の18人を固定。残りの2人は競争で決める。現在、練習試合は9勝1敗1分けと好調。18日からの夏季北海道大会で試合感覚を上げ、聖地での一発勝負に挑む。【永野高輔】