早実の4番清宮福太郎外野手(2年)が4打数2安打、4打点と活躍した。1回は1死一、三塁から遊ゴロながら先制点に導いた。2回は1死満塁から内野ゴロに倒れた。

4回は2死二塁から左前に適時打を放つと、真骨頂は6回。無死一、二塁から左中間の中堅寄りを破る2点適時二塁打を放った。「この前の試合(28日の八王子実践戦)で体が開き気味だったから、今日は開かないように、逆方向に打つことを心がけた」と清宮は話した。初戦で本塁打を放って以降、当たりが止まっていた主砲に、復調の兆しが見られた。

ことごとくチャンスに巡って来る4番の打席。「4打点は初めて。でもいい打点と悪い打点があった。一緒くたには喜べません」。和泉実監督(58)は「これからマークがきつくなるだろうが、そこで打点を挙げてこそ本物」と「真の4番」に期待を寄せた。