北北海道大会は8日、準々決勝3試合が行われ4強が出そろった。昨夏まで2年連続で北大会準Vのクラークが、北見緑陵を13-3の5回コールドで下した。2回金原塁二塁手(3年)に、地区大会から公式戦4試合連続の1発となる満塁弾が飛び出すなど、17安打で快勝した。旭川龍谷は逆転勝ち、武修館は接戦をものにし、ベスト4入りを決めた。

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武修館がチーム一丸で4強に進出した。5回途中から3番手で登板したエース中谷が4回2/3被安打6、1失点と粘投。打撃でも4本の二塁打を放つなど奮闘した。8回無死三塁では代打の高橋が勝ち越しの左犠飛、続く1死二塁では、本来つなぎ役の2番小笠原が左中間2ランを放ち、突き放した。中谷は「それぞれが状況に応じて役割を果たした結果。チーム全員で声を掛け合ってできた」と勝利を喜んだ。

準決勝は昨夏の北大会準決勝で4-5と惜敗しているクラークと対戦する。中谷は「先輩の分までリベンジしたい。相手は打線が好調だが、まずは1人1人をアウトにすること。最後は気持ちで負けないようにしたい」と強い口調で話した。

公式戦初先発で無失策に2安打1打点の武修館・成田 守備は1球1球、位置を変えながらやることを心掛けた。勝利に貢献できて良かった。

8回に2ランを放った武修館の小笠原 打ったのは高めの真っすぐ。うまくタイミングを合わせられた。次も厳しい試合が続くが、食らい付いていきたい。

武修館の小林正人監督(32) 打たれてもしっかり守って、まさに全員野球でやってくれた。特に今日は3年生が期待通りの活躍をしてくれた。