プロ入りを希望する高校生、大学生に義務づけられているプロ志望届の提出が12日、締め切られた。日本高野連と全日本大学野球連盟のホームページには、この日までに高校生216人、大学生158人が公示された。26日のドラフト会議で指名対象となる。

高校生は、例年よりも志望届の提出者が大幅に増えた(19年は139人、18年は123人、17年は106人)。夏の甲子園大会が中止となり、「プロ志望高校生合同練習会」が開催された。同練習会に参加するにはプロ志望届の提出が必要だった。

直前で進学・社会人志望からプロ志望に切り替えた有望選手もいる。

中京大中京(愛知)・高橋宏斗投手(3年)は、締め切りまで1週間を切った6日にプロ志望を表明。最速154キロ右腕で、ドラフト1位候補に挙がる。

東海大・山崎伊織投手(4年=明石商)は大安の8日にプロ志望届を提出(公示は翌9日)。150キロ超の直球に空振りを奪うカットボールが武器。今年3月に右肘のトミー・ジョン手術を受けたこともあり、当初は社会人を経てからのプロ入りを目指していた。ケガがなければ1位指名の実力と言われている。