激戦の関東・東京の6校目に滑り込んだ東海大相模が、2年連続12度目のセンバツ出場を決めた。

昨秋の関東大会は準々決勝でサヨナラ負けして8強止まり。門馬敬治監督(51)は「昨年の秋、関東大会で負けて選ばれるか、選ばれないかと、いろいろな思いがあった中での、約3カ月ぐらい。非常に長く感じましたし、今日1日特に長く感じました。その分だけうれしさはすごくあります」と感激した。

発表前から、グラウンドでは練習が続けられていた。「選手の前ではとにかく1%の可能性を信じて、最後の最後まで信じて、祈って、できることを最大限にやろうと言って、今日も練習を始めました。だからその1%の可能性を祈り続けて、頑張り続けると、その夢はつながるんだということをあらためて感じました。今年のテーマは『つながる』。今日の1日を今後につながる1日にしたい」。

昨夏の交流試合で甲子園を経験したエース左腕の石田隼都投手(2年)がチームを引っ張る。同監督は「石田を中心としたチーム。伸びしろのある選手たち。今の2年生、1年生には経験値がありません。その分、これからのチーム。総合力を高めていかないと勝ち抜いていくことはできない」と言った。石田は「甲子園に選ばれるという気持ちでやってきたし、チームがそういう気持ちでやっていた。甲子園を意識して練習してきました。不安ではあったけど、監督さんも負けてから甲子園に行けるという気持ちでやるしかないと言っていた」と喜んだ。