千葉学芸のプロ注目のスラッガー、高校通算57本塁打の有薗直輝内野手(3年)が、チームを春夏秋通じて初の県優勝に導いた。

初回1死三塁で「どんどん振っていこうと思っていた」と、初球の外角スライダーを右越え適時二塁打に。先制点を奪った。6回には2死から左翼フェンス直撃の二塁打で追加点の足掛かりを作った。この冬は1日1000本スイングを課題に外角打ちに取り組み、成果を発揮した。昨秋の準々決勝で敗戦した専大松戸にリベンジを果たし「今日は新しい歴史をつくることができた。本当によかったです」と笑った。

▽専大松戸・持丸修一監督 センバツと同じように課題がたくさん出た。制球力があって変化球もいい投手を打てなければ、野球にならない。