吉井が両軍合わせて30安打の乱打戦を制した。中でもけがに泣かされてきた4番大竹陽月左翼手(3年)が、5打数4安打2打点と活躍した。

中学時代から痛めていた野球肘を手術したのが、1年生の5月。1年近いリハビリを経て、ようやく試合に出場できるようになったのが2年生の6月。リハビリ期間にポール間走など、上半身を使わない練習で徹底的に下半身をいじめ抜いた。手術前は上半身だけでバッティングをしていると指摘を受けることが多かったが、リハビリを経て下半身と連動するバッティングができるようになり、打力が飛躍的に向上した。

この日は守備中に足をつるアクシデントもあったが、「熱中症やケガには細心の注意を払いながら、活躍していきたいと思います」と意気込んだ。