中央学院が16安打15得点、5回コールドで圧勝。4回戦進出を決めた。
今秋のドラフト候補に挙がる最速150キロ右腕・細谷怜央投手(3年)が、バットに思いを込めた。3回裏、1死、代打で登場すると初球の甘く入ったスライダーを捉えた。打球はグングン伸びレフトスタンドへ。自身公式戦初となる本塁打に。「自分もチームの力になりたかった。1本打てて、うれしいです」と笑顔を見せた。
初戦に続き、投手としての出番はなし。相馬幸樹監督(42)は「ムラムラしてたんじゃないかと」と代打に起用。細谷は鬱憤(うっぷん)を晴らすような一打に。「スッキリして気持ちよかった。バッティングは好きですから」。目を輝かせた。
試合中はブルペンで投球をする場面も。「どんどん調子はあがっています」と、いつでもスタンバイOKだ。「投手としてしっかり抑えられるように、準備していきたい」と、力を込めた。